頭のいい段取りの技術

頭のいい段取りの技術

頭のいい段取りの技術

非常に読みやすかった。この本自体がとても段取り良く書かれた本なので、読むのに時間がかからない。


世の中には「段取りがいい人」と「段取りが悪い人」がいる。両者の違いは何か?


本書によるとそれは「サービス精神」だという。


段取りが悪い人は、自分の仕事のアウトプットが待たれているという意識が希薄である。いわば「自己中」であるから、周りの人の満足度が下がる。


逆に段取りがいい人は、周囲の人の満足度を最大化できる人である。同じ仕事をするにしても、「待たせる仕事」を先にやり、「待たせない仕事」を後回しにした方が、全体の効率が上がり、周囲の満足度の総和を最大にすることができるのである。


著者がサービス精神にすぐれた人だというのは、本書を手にとって見ればすぐにわかる。

各節は1つのポイントに従って書かれ、大事な部分は太字になっているし、さらに各章末にはポイントがまとめられているので、ぶっちゃけてしまえば立ち読みでも十分に本書のポイントがわかるのである。

しかし、だからといって本書に購入する価値がないかと言えば全くそうではない。最初にさらっと見出しや章末を見てポイントを把握しておき、あとはいつも手に届くところに置いておき、必要なときに必要な部分を読めばよい。


読書課題、残り96冊。