学祭でプロコン中継

endor2005-10-10


うちの大学の学祭と高専プロコン*1の本選の日はなぜか毎年かぶっている。

そして今年ももちろん、高専プロコンの本選開催日である10月9、10日にうちの大学の学祭が行われた。
今年のプロコンは会場の様子がネット中継されたので、所属しているコンピュータ部の恒例の展示の手伝い(邪魔?)で展示会場の教室にいた僕は自分の ThinkPad で勝手にそのネット中継を見ていた。というか流していた。

全体として最近のプロコンの参加作品はどちらかというと実用重視で、「はっちゃけ」が少ない気がする。とくに課題部門ではそれが顕著だったように思う。僕も高専にいたときはOBさんから同じようなことを言われたように思うが、外の人間になって見てみると特にそういうことを感じる。もっと厳しい言葉で言うと「面白味がない」のだ。

過去の作品では例えば CRT が出す電磁波によってラジコンを制御するとかいう代物もあったらしい。しかし最近はそこまで飛び抜けたことをすることがなくなり、実用性を重視するあまり新鮮さや面白さが無くなって来ている。

そんな中で優勝したチームというのは、プレゼンやデモがしっかりしていたのもあるだろうが、他チームにはない「新鮮さ」、「面白さ」があったんではないかな?

あと、最近のプロコンは海外特別枠というのができて、今年はハノイ工科大とモンゴル科学技術大が参加した。
彼らはすごくレベルが高い。そもそも高専ではなく大学*2だし、指導者など環境の違いも大きいのだろう。
課題部門ではモンゴルが英語-モンゴル語の翻訳ソフト作ってたみたいだし、競技でもモンゴル・ハノイは断トツで日本勢を大きく引き離していた。
ただし、オープン枠ということで授賞対象からは除外となっていた。

プロコンも国際化ってことか。おそらく高専生も多いに刺激を受けたことだろう。もしかしたら却って士気を下げたかも知れないけれど。とくに競技のレベルの差は見てて痛々しいぐらいだったし。

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写真:学祭のコンピュータ部展示会場でのプロコン中継の様子。