リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神

かなり前にブックオフで買ったまま本棚で眠っていたのを夏休みを使って読了。

とくにLinuxのことを扱った本ではない。確かこの本がでた当時は他にも「Linuxの〜」っていう本が多かったような。

原題は"The Hacker Ethic"で、こちらの方が内容を表わしている。
(良い意味での)ハッカーが仕事(≒趣味)で重要と考えるのは「お金」とか「出世」とかではなく「情熱」とか「名誉」で、既存の企業や労働者の倫理とは全く別物だというような話。

著者のペッカ・ヒマネンという人は有名な哲学者だそうで、キリスト教とか資本主義の観念の歴史を取りだしてハッカーの倫理と対比している。なかなか面白かった。