夜回り先生

昨日寮に帰ってふとテレビをつけたら夜回り先生こと水谷修さんのドキュメンタリーをやっていた。
自殺願望やリストカット、薬物や非行に奔る子供達を、自分の身を削ってまで救おうとする。僕は全然知らなかったのだけれど、すごい人なんだな。

やっぱり今の世の中せちがらいというか、生き難い社会になっていると思う。
僕自身も含めて、人は他者の良いところを見ずに悪いところばかり見てしまっている。
愛されて生きるべき子供達が、大人の期待に応えられなければ冷たくあしらわれ、怒鳴られ、見捨てられて、やがては生きることに希望を見出せなくなる。

水谷先生自身、癌に犯されいつ死んでも不思議ではない。身を削りながら活動を続ける彼に「頑張ってください」と言うのは残酷なことだろう。

僕達がしなければならないのは、水谷先生のような人達のメッセージを真摯に受け止め、自らの生き方について考えることだと思う。